気付けば9月。そろそろ夏の疲れが出てきていませんか？ 日本の高温多湿な夏は体に堪えますよね・・・。そんなダルダルな体に鰻で栄養を!!
普段はなかなか手を出せない鰻。ちょっとお高いイメージがありますよね。お店に入るのも少し勇気がいりませんか？ でも取材ということで気が大きくなりまして、颯爽と暖簾をくぐって参りました。
そこは綾瀬駅から徒歩10分ぐらいのところにある「鰻上（うなじょう）」さんです!!
入ってみたらばとても居心地がよく、店前でウロウロしていた自分が恥ずかしい。常連さんとお店の方との会話に、自然と私も入れてもらったりなんかして・・・そんな下町みたいな雰囲気が最高!!
ついつい話（何かで有名になったら今日の出会いを忘れず、サインし合おうという話）に夢中になりくつろいでしまいましたが、ここはちゃんとお店のご紹介を!!
店内にはカウンター5席とお座敷席があります。
一品料理もたくさんありますが、
ランチメニューは潔くうな丼と天丼で勝負!!
私が伺った時にはランチタイムを過ぎてしまっていたので、通常メニューの「うな重 梅」をいただくことにしました。 うな重には松（2,800円）竹（2,300円）梅（1,700円）がありますが、梅の場合は半尾です。
ここで豆知識〜!! 生き物として鰻を数える場合は「匹」、食材としてならば「本」もしくは「尾」だそうです。調理して蒲焼になったら、形状によって「串」「枚」「尾」とこれまた色々。なるほど〜。
話がそれましたが・・・本題です!! お待ちかねの重箱オープン!!
じゃ〜ん♪ 鰻様です。いや〜とんと久しぶりのご対面♡ なんなんでしょうこの特別感。鰻上さんは注文を聞いてから調理するので少し時間がかかるそうです。それだけ鮮度や味にこだわっているということですよね。もしお急ぎの場合はご予約がおすすめですよ!!
フワッと柔らかい身がとっても美味しい〜!! タレとの絡み具合が絶妙です♡ 鰻には、ビタミンA、B1、B2、D、EやDHA、EPA、ミネラル（鉄、亜鉛、カルシウム）など身体に良いとされる栄養がたくさん含まれています。夏バテにはもってこいですね!!
セットで肝吸いもいただきました。贅沢な食事だわ〜♡
常連さん曰く、「大将は根っからの職人。だからいいもの出してくれるよ〜。」とのこと。20年来のお友達という方からの言葉には説得力がありますね。
食後にはサービスでスイカを出してくださったのですが、冷やしすぎると甘みが消えるので食べる前に少し冷蔵庫から出していたんだそう。こういうところにも職人気質が垣間見れます。
鰻と言えば『土用の丑の日』が有名ですよね。土用の間（立夏・立秋・立冬・立春の直前約18日間）のうち十二支が丑になる日のことで、季節ごとにあります。ですが一般的に『土用の丑の日』と聞いて思い浮かべるのが夏の時期。今年は7月30日（土）でした。食べた方も多いのでは？
なぜこの日に鰻を食べるようになったかについては諸説ありますが、江戸時代に平賀源内が夏に鰻が売れないことを嘆いていた鰻屋のために、「土用の丑の日うなぎの日 食すれば夏負けすることなし」と書いた看板を店先に掲げることを勧めた・・・というのがよく知られています。
元々「丑の日に“う”の字がつく物を食べるといい」という風習があったとされ、それを利用した戦略が見事にヒットしたわけです。それを他の店も真似するようになり今日に至ると。歴史って面白いですね。
歴史といえば鰻上さんも長いですよ。この場所で15年ほど、別の場所も合わせると35年以上も鰻一筋だそうです!! お店ではお酒も飲めますし、25名様ぐらいまでの各種宴会もOK!! 配達もされています。みなさまもぜひ美味しい鰻を食べに足を運んでみてくださいね^ ^
鰻上さん、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました。
鰻上
営業時間
11:30〜21:00（ランチ→11:30〜14:00）
定休日
火曜日
住 所
東京都 足立区 綾瀬6-28-4 ［MAP］
電 話
03-3606-6777
＊内容はすべて取材時のものです。ご利用の際はお店等でご確認ください。
339（サンサク）編集部/取材・編集スタッフ
猫好きな2児の母。339中も道で会う猫をカメラにおさめる癖あり。ランチを2回できるほどの大きな胃袋が完備されているため、 体は大きくなるが心はしぼんでいく。