雨続きだった春のスタートですが、だんだんと気候も落ち着いてきましたね。今日は足立区東和の歴史をちょっとばかりと、懐かしい佇まいのおせんべい屋さんのご紹介です!
突然ですが、このオブジェたち何だか分かりますか?
「碇」
「木猫」
「錨」
足立区東和2丁目を339している時に出会ったこれらのオブジェ。「いかり」の形が歴史とともに変わってきた様子を表したものなのだそうです。
いかりの事を「木猫」と書いていた時代もあったのですね。なんでも猫の爪のように海底を引っかくということから生まれた言葉のようです。
このオブジェがある通りは、江戸時代に「八ヶ村落堀」と呼ばれていた悪水排除のための水路を改修整備したもので、今は「八か村落し親水緑道」と呼ばれています。その昔、この辺りは舟も行き交い、米どころだったようです。綾瀬駅北口付近から東に向かい、葛西用水を越えた東側までよく整備されていて、1992(平成4)年には国土交通省大臣表彰の「手づくり郷土賞」を受賞しています。
「八ヶ村」とは、昔の六木(むつき)、佐野新田(さのしんでん)、大谷田(おおやた)、蒲原(かばら)、北三谷(きたさんや)、普賢寺(ふげんじ)、五兵衛新田(ごへいしんでん)、伊藤谷(いとや)の8つの村のことで、それらをこの水路が経由していたことから、「八ヶ村落堀」と呼ばれる由来になったのだそうです。
途中にはベンチもあるので、せせらぎを聞きながら休憩なんてのもいいですね。
癒やされたところで付近を歩いてみると、ガラス越しに色んな種類のおせんべいが!!
そこは「みきやせんべい」さんでした。どこか懐かしいお店の佇まいに惹かれます。
数あるおせんべいの中で、「しそ入り」「のりばり」「ごま」を買ってみました。
こちらは「しそ入り」。
亀の形がかわいいですね♡ しそがまぶしてあってほのかに香ります。全体的にほっとする甘さです。
お次は「ごま」。
あまじょっぱい醤油味に黒ごまが効いています。噛みごたえもちょうどいいですよ。
そして最後に「のり」。
パリパリの海苔が醤油味のせんべいいっぱいにグルッと巻かれています。ボリボリいただきました!
みきやせんべいさんではセット販売もされていたので、おせんべい好きの母に贈りたいな〜。
みきやせんべいさん、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました。
*内容はすべて取材時のものです。ご利用の際はお店等でご確認ください。
339(サンサク)編集部/取材・編集スタッフ
猫好きな2児の母。339中も道で会う猫をカメラにおさめる癖あり。ランチを2回できるほどの大きな胃袋が完備されているため、 体は大きくなるが心はしぼんでいく。