扉を開けて「突然すみません。お話をお伺いしてもよいでしょうか… 」と、声をかけてみると、
「ああ、いいですよ〜」と気さくな返事。 突然お伺いしたにもかかわらず、快く取材OKをいただきました。うれしいです(涙)
こちらが「皆川ギター工房」オーナー、皆川さん。
「ギター工房」さんは、ギターを製作されているのでしょうか?
「ギターを作ることもあるんですが、リペア(修理)の仕事がほとんどですね」
なるほど。リペアですね。皆川ギター工房さんでは、主にアコースティックギターのリペアを請け負っているそうです。
さっそく工房内を339します。
まず目を引いたのは壁一面の板。壁紙ではなく木板が貼られているんです。もちろん理由があります。
アコースティックギターは木でできているため、湿度が高くても低くても良くないので、調整にとても神経を使うそう。湿度を一定に保つには呼吸する木を壁に貼るのがいちばんいいのだそうです。
そして、ずらりと並ぶアコースティックギター。コレ全部がお客さんからの預かり品。修理待ちのギターたちです。
ギターのパーツや弦が壁の棚一面に並んでいます。
そしてこちらはリペア用の工具類。なんともカッコイイ。
写真左の小さいのはウクレレ。
中央は製作中の自作のギター。ご自身で弾くのだそうです(イイですね〜)壁から吊されているようすがなんともカワイイ…
こちらの作業台には今リペア中のギター。一台一台手作業で直すのですから、本当に根気のいる仕事です。
ずいぶんと古いギターもよく修理依頼があるそうです。
古いギターと同じ型のギターが、現行品として製造されていても買い直せばいいというものでもない。やはり、ギターそれぞれのもつ音色がちがうそう。お客さんは、みなさん自分のギターを修理しながら長く大切に使うのだそうです。
なんだかイイ話で締めくくりました。
皆川ギター工房さんは、最近ホームページもリニューアルされたそうです。ぜひご覧になってください。
http://www.m-guitars.com/index.html
*不在の場合もあるため、修理依頼やお問い合わせ等は、必ず事前に電話での確認をお願いいたします。
*内容はすべて取材時のものです。ご利用の際はお店等でご確認ください。