今回は、足立区大谷田にある博物館のご紹介です。
足立区郷土博物館は、昭和61年に開館し、平成21年にリニューアルオープンした、とてもキレイで規模の大きい博物館です。
こちらでは、「江戸の東郊」をテーマに足立区の歴史や生活・文化を紹介しています。
「江戸の東郊」とは、江戸東京の都心部を中心とした地域を東西に分けたときの「東側の近郊」という意味で、現在では足立区のほか葛飾区、江戸川区とその周辺地域が該当するそうです。
展示は1階と2階に分かれており、1階は展示室のほか子どもホールがあります。
1階展示室では、農業を中心とした歴史が展示されています。
展示室の反対側は子どもホール。小さいお子さんでも遊べる場所になっています。
こちらは展示物の置かれた棚です。引き出しにも展示物がはいっていて、さわって楽しめる昔の道具やおもちゃもあります。
自由に資料を検索できるパソコンもあります。
階段を上がって2階へ。
2階は、戦後の東郊の暮らしを伝えています。もとは農地だった地域も区画整理が行われ、団地が建設されてインフラも整備されるようになりました。
その頃の住居を再現がこちら。
その時代を知らなくても、なんだか懐かしくなる昭和の家です。
家のなかもイイですよ~
冷蔵庫だって洗濯機だってこんな感じ。
当然冷蔵庫には冷凍庫なんてないし、洗濯機は全自動どころか脱水槽さえありません。(脱水は右側に洗濯物をはさんで、ハンドルを回す) ・・・三丁目の夕日が目に染みます。
2階はこのほか、太平洋戦争のときの空爆の様子や食事の変遷などが展示され、昭和の頃の市民の暮らしがわかるようになっています。
博物館には広い日本庭園が併設されています。
池には鯉も優雅に泳いでいました。
今はちょっと寒いですが、春になったら庭園の散歩だけでも楽しそうですね♪
【入館料】
・一般200円(高校生以上)
・中学生以下・70歳以上無料
・障害者手帳保持者およびその介護者1名は無料
・団体(20名以上)は半額
【無料公開日】
・毎月第2・第3土曜日
・5月5日(こどもの日)、5月18日(イコム国際博物館の日)、10月1日(都民の日)、11月3日(文化の日)
足立区立郷土博物館
営業時間
9:00~17:00
定休日
月曜
住 所
東京都 足立区大谷田5丁目20-1[MAP]
*内容はすべて取材時のものです。
339(サンサク)編集部/取材・編集スタッフ
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