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精巧さに驚き! 大人も欲しくなる消しゴム「イワコー」-①

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八潮駅から徒歩約15分。今日はとっても楽しい工場見学にやってきました~♪

「おもしろ消しゴム」って知ってますか? 動物とか食べものなんかの形をした立体型の消しゴムです。子どもたちには大人気ですが、大人でも一度は見たことがあるのではないでしょうか。イワコーさんは、そんな「おもしろ消しゴム」を製作している、国内唯一の立体消しゴムメーカーなのです。


こちらがイワコーさん。

「おもしろ消しゴム」はこの工場でつくられているそう。さっそくお伺いしてみます!


まずは、2階の事務所へ。お会いしたのは、イワコー創業者の岩沢善和さん。

こころよくご対応いただいて、本当にありがとうございます! 工場の案内もしていただけるそうです。


そしてこちらがイワコーさんのおもしろ消しゴム↓

可愛い!!! すっごくよくできてるんです。どんな工場でつくってるんだろ? わくわくしますね~


いよいよ1階へ降りて、工場へ。

おー、ここで消しゴムがつくられてるんですね! さっそく岩沢さんからご説明をいただきます。


イワコーさんがおもしろ消しゴムの製作をはじめられたのは昭和60年。それまで消しゴムといえば、あの一般的に使われる四角いやつだけでしたが、岩沢さんは「なにもみんな四角じゃなくてもいいじゃないか」と考えたそう。そして四角じゃない消しゴムをつくってしまったんですね!



普段、鉛筆の文字を消すときに使うあの四角い消しゴムは、90%以上ととてもよく文字が消えるのだそうです。でも、プラスチックにくっついて色が移ってしまうため、ケースにしまっておくのが基本だとか。

でも、おもしろ消しゴムはくっつかず色移りしません。なのでケースは不要。しかもちゃんと文字を消せるんです。消字率は約87.8%だそうで(80%以上消えれば消しゴム)、立派な消しゴムなんです。あんな複雑な形をしてるのに消せるんですね。


では、おもしろ消しゴムがつくられるまでをざっとご紹介~


①もともと白い原料(プラスチック)に色の粉を混ぜて色をつけます。

色をつけるために混ぜるのは、安全な顔料です。


②色をつけた原料でパーツをつくります。パーツにはひとつひとつ金型があります。

これ、ホントに小さいんですよ。小さなパーツがいくつも重なってひとつの消しゴムができているんです!!


③小さなパーツを組み立てて完成。完成品(市販品)もパーツをバラバラに外すことができます。

すごいですねーー。もちろん、おもしろ消しゴムは知ってましたが、バラしたことはありませんでした。(バラしちゃいけないかと思ってたし・・・)


実際に材料がカタチになるところを見せていただきました。


まずは機械を操作。

熱せられた黄緑色の材料が溶けて、ビューッと勢いよく飛び出し・・・

こんな風に。

それを金型に流し入れると、

あっという間にパーツができあがり。

で、こんな感じで切れ端がでますが、これはゴミではありません。

また材料として使えるんです。


イワコーさんでもっていらっしゃる金型は400-500種類。金型は高価で、なかには数百万円するものも。工場内の機械は11台で約2億円なのに、金型はなんと全部で10億円!!  「金型は財産だ」とおっしゃっていましたが、すごい財産です。



おもしろ消しゴムは、日本だけでなく海外でも人気だそうで、こちらの工場は24時間体制で稼働し、1日20万個・年6,000万個生産していらっしゃるそうです。


そうですよね。海外でこんな細かくてよくできてる消しゴム、ないですよね。

海外の知り合いに、日本のお土産といって持っていったら喜ばれそう♪(残念ながら、海外に知り合いがいませんが)


おもしろ消しゴムにはいろいろなカタチがありますが、ポイントは「ベーシックなもの」をつくること。流行すたりがなくていつの時代も人気が落ちないのだそうです。


1階の工場で製作した消しゴムパーツは、内職さんによって丁寧に組み立てられます。こちらには完成品が。

消しゴムたちが出荷を待っていますよ~。


そしてイワコーさんの記事はまだまだ続きます。次回をお楽しみに~!!

株式会社イワコー



営業時間


定休日


住 所
埼玉県八潮市大瀬184[MAP]

電 話
048-995-4099

URL
http://www.iwako.com/index.html

*内容はすべて取材時のものです。ご利用の際はお店等でご確認ください。

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