店内もお店の方もとっても雰囲気のある和菓子屋さんを発見!! 一度訪れると必ずやファンになると思いますよ〜。
八潮市の特産品に認定されている和菓子があると聞きつけてやってきたのは「菓子道楽 杵屋(きねや)」さん。とても味のある古民家風の外観です。
入ってまず驚いたのがその天井の高さ。こちらは白川郷などに代表される『合掌造り』という建築様式で、釘を使わず掌を合わせたように丸太を組んでいくんだそうです。
店内に飾られているものたちからも、並々ならぬこだわりが伝わってきます。
杵屋さんというだけに杵もたくさん展示されていました。
穀物用の杵は、叩いた時に潰さないよう中央がくぼんでいるんだそうですよ。
そんな豆知識まで教えてくださる優しい店主の村山さん。新潟県は魚沼のご出身で、雪国ということも関係あるのか、羨ましいくらいにお肌がきめ細かくツヤツヤ。女としてそこに見入ってしまいました。
「日本人として国産の原材料を使い、本物の味をみなさまに食べてほしい」という思いを昭和47年の創業以来持ち続け、日々心を込めて和菓子を作られています。
店頭に並んでいる和菓子はどれも綺麗でため息がでます。ディスプレイもおしゃれだな〜。
こちらは八潮名物コーナー。八潮市の特産品・推奨品になっている商品がたくさん!! こちらの中からいくつかご紹介したいと思います。
まずは八潮市の特産品として認定されている『やしお躑躅(つつじ)』。山地に広く分布しているツツジ科のヤシオツツジ(アカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオの総称)からその名前をつけたそうです。シロヤシオは愛子さまのお印(皇族方が身の回りの品などに用いる徽章)として有名ですね。
地元特産の小松菜入り白餡が、白玉粉を使ったモチモチの求肥で包まれています。これは美しい!!
「今作ってたところだから食べてみな!」と贅沢にも、できたてホヤホヤの餡をお店で試食させていただきました!! しつこくない甘さの中に小松菜の風味がちゃんと生きています。色も鮮やかですね〜♪ 北海道産の小豆から餡を煮込んでいるそうです!!
お次は八潮市の推奨品にもなっている『やしお 粋すぷれす』。つくばエクスプレス開業当時にこのお菓子を思いついたはいいものの、『エクスプレス』を聞き間違えて『粋すぷれす』となったそうです。今となっては笑い話ですが、当時はがっかりしたのだとか。でも『粋すぷれす』というネーミングいいですよね〜^ ^
外側からパイ生地、カステラ、ブルーベリージャムと続きます。和菓子職人さんの手でつくられた洋風なお菓子。カステラがしっとりふわふわでおいしかったな〜♡
帰りに突然「猫好きかい?」と村山さん。何を隠そう私は大の猫好きでして、「どうしてわかるの?!」 と内心驚きながら「はい!!」と答えると見せてくれたのがコチラ『猫まんじゅう』。
地元の猫好きな方と共同開発されたなんともかわいい商品。写真を撮るために切り方をこんなに悩んだことはない・・・結果残酷ですみません・・・。赤い方はなんとトマト餡!! さわやかでカスタードクリームとの相性も抜群♪ 絵柄は9種類もあるそうですよ〜。コンプリートしたい!!
とにかく村山さんのお人柄が素敵で、私はすっかりファンになりました。アイデア溢れるおいしい和菓子たちを味わいに、みなさまも是非!!
菓子道楽 杵屋さん、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました。
菓子道楽 杵屋
営業時間
8:30〜19:00
定休日
不定休
住 所
埼玉県八潮市八潮6-4-10 [MAP]
電 話
048-996-5498
*内容はすべて取材時のものです。ご利用の際はお店等でご確認ください。
339(サンサク)編集部/取材・編集スタッフ
猫好きな2児の母。339中も道で会う猫をカメラにおさめる癖あり。ランチを2回できるほどの大きな胃袋が完備されているため、 体は大きくなるが心はしぼんでいく。