「ふれあい」を通じて愛情を育み、「いのち」を知ることで尊さを感じ、自然との「共生」について考えてもらうことを目標としている足立区生物園さん。前回は『昆虫ドーム』までをご紹介しました。今回は・・・。
昆虫ドームを出たところにあるこちらの建物は、アマゾンの世界をイメージした『大温室』。
地球上の1/2の生物種が棲んでいると言われている熱帯・亜熱帯の植物や、南国のチョウたちを見ることができます。
中に入るとモワッとした空気に変わります。そしてあちらこちらに蝶! 蝶! 蝶! こんなに見たことない!! ここの景色は圧巻でしたね〜。
20種類以上、500匹ぐらいのチョウが1年中飛んでいるんだそうです。じっとしていれば肩や頭に乗ってきてくれました。
ちょうど人気のプログラム『チョウを放そう!』がやっていたので、参加させてもらいました。
チョウの飼育室では常時1,000匹以上の幼虫を飼育し、年間を通じて1日平均20匹ぐらいが羽化するように管理しているそうです。卵はミリの世界。細かい根気のいる作業ですね。
羽がかわいたら飛ぶ準備完了!! 指2本で羽を持ち、腕に乗せて放します。こんな貴重な体験ができるこのプログラム。なんと毎日開催されているんですよ〜。ぜひ行ってみてくださいね♪
チョウのお話でもうひとつ。みなさまは『ツシマウラボシシジミ』を知っていますか? 対馬に生息している、日本で1番絶滅が危惧されているチョウなんだそうです。
絶滅させないために生物園では、現地から卵を採取し繁殖させて戻すという保全活動を行っています。こういった地道な作業で命が守られているんですね。
爬虫類、両生類、魚類がいる『観察展示室』は、生きものたちの生息環境を再現しながら、より間近で観察できる工夫がいっぱい。
例えばこちらのへび。
お腹の部分もガラス張りになっていて、下からのぞけるようになっています。
チンチラのえさやりも、透明のドームの中に入って観察できたりと色んな目線で楽しむことができます。
他にも期間限定の展示が色々なところにあり、飽きません。
生物園にはレストランはありませんが、持参したお弁当などが食べられる休憩コーナーが2階にあります。
ミュージアムショップでは、エンターテイメントに走らず、子どもたちが楽しんで学べるグッズやお土産が販売されていました。
授乳室やオムツ交換台もあって、赤ちゃんと一緒でも楽しめますよ。園内ベビーカーもOKです。
様々なプログラムが毎日開催されていて、規模も小さすぎず大きすぎちょうどいい足立区生物園。フォトジェニックな場所でもあるのでカメラが趣味の方にもおすすめです!!
ご案内いただいた大川さん、ありがとうございました。とても楽しい時間を過ごさせていただきました!!
★プログラム情報はこちらからご確認いただけます。
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足立区生物園
営業時間
2-10月→9:30〜17:00、11-1月→9:30〜16:30(入園は閉園時間の30分前まで)
定休日
月曜日(祝日・10月1日「区民の日」の場合は次の平日) 、年末年始 ※区内小中学校の夏休み期間中は休まず開園
住 所
東京都足立区保木間2-17-1[MAP]
電 話
03-3884-5577
*内容はすべて取材時のものです。ご利用の際はお店等でご確認ください。
339(サンサク)編集部/取材・編集スタッフ
猫好きな2児の母。339中も道で会う猫をカメラにおさめる癖あり。ランチを2回できるほどの大きな胃袋が完備されているため、 体は大きくなるが心はしぼんでいく。