八潮市役所正門から徒歩約1分の有名店にやってきました!
八潮市外からも多くのお客さんを集める人気パキスタン料理店「カラチの空」さんです。
カラチとはパキスタン最大の都市の名前。八潮市には以前からパキスタン・カラチ出身の方が多く住んでいて、この場所で故郷の空を思い出せるようにこの名前が付けられたそうです。
オープンは2010年、その後数回のオーナー交代を経て今の店主ザヒット・ジャベイドさんになりました。ザヒットさんの母国への愛情やこだわりのメニューが話題を呼び、最近では「dancyu(ダンチュー)」などのグルメ雑誌でも紹介されるほどに。お店も右肩上がりなのだそう。
今回は、カラチの空のザヒットさんに案内してもらいながら、人気店の秘密をリポートしたいと思います。
(ザヒット・ジャベイドさん)
店内は異国の雰囲気がたっぷり。一歩踏み込んだ瞬間から日本にいることを忘れさせてくれるような雰囲気です。
現地のテレビ番組放映もされています。
メニューが豊富で名前からはどんな料理なのか想像できない物ばかり。少しドキドキしますが安心してください、よく見るとチキンカレーなどベーシックなメニューも数多くあります。
ランチメニューではカレーとナン、タンドリーチキンなどのセットがメインだそうですが、単品メニューのバリエーションの多さが「どんな料理なんだろう」と興味をそそられます。
分からないことがあればザヒットさんやスタッフの方に質問すると丁寧に説明してもらえます。ザヒットさんは日本語がとても上手なので、わかりやすく料理のこだわりなどまで教えてくれます。気軽に声をかけてみると自然となかよくなるので何でも聞いてみるのがオススメです!
ザヒットさんのオススメで早速、ガーリックチキン(¥1,000)をオーダー。
「現地の味」を忠実に再現することを心がけているというザヒットさん。お米や肉・調味料・スパイスなど可能な物はできる限り母国の物を仕入れて使うようにしているのだそうです。パキスタンはイスラム教の国。イスラムは食に関する戒律も多いので、どの人も食べることができるような配慮をしています。
見た目から辛い物と想像しましたが、辛さはなくスパイスの利いた甘口カレーという感じの味わいですが、ガーリックの香ばしさと独得の風味がくせになりそうです。現地のお米を使っていて、これがまたおいしいのです。野菜もたっぷり取ることができて、とてもヘルシー。
他店ではなかなか食べることができないメニューです。
食後にはマンゴラッシー。
ラッシーの材料となるヨーグルトも自家製発酵で、まろやかな味わいです。
細部までこだわりを感じます。
店内には、現地の食材やスイーツの販売もしています。
他店では手に入らないようなパッケージの数々。インスタント系の物も多くあるので、自宅でも持ち帰って味わいたいという方には良いお土産になります。
バルフィ(牛乳を煮詰めたお菓子)、ジャレビ(シロップを小麦粉で揚げたお菓子)などなかなか食べる機会のないお菓子もずらりとそろっています。
また、12席ほどの個室もあり忘年会・新年会をはじめとした宴会で多くの方が利用できます。
お店自体はノンアルコールなのですが、宴会にはアルコールの持ち込みも受け入れているのだそうです。とても寛大なお店です。
東日本大震災の時には、福島県広野町に足を運び、現地で料理の提供をし、町長から表彰を受けたときの話もお聞きできました。
心の温かさが伝わってきます。
平日はディナー、休日はランチから混み合うとのことなので、事前に予約しておくと良いかもしれません。こだわりも思いも詰まったカラチの空。是非一度足を運んでみてください。
ザヒットさんはじめスタッフのみなさん、お忙しいところ丁寧に案内していただいてありがとうございました。
パキスタン&インドレストラン カラチの空
営業時間
11:30~23:30
定休日
なし
住 所
埼玉県八潮市中央1-7-11[MAP]
電 話
048-933-9888
*内容はすべて取材時のものです。ご利用の際はお店等でご確認ください。
339(サンサク)編集部/取材・編集スタッフ
いくつになっても末っ子気質。究極の寒がりなため、冬は行動範囲が狭くなりがち。でも取材とならばどこへでも!! 何事もフィーリングで決める潔さが自慢。