11月10日(日)に行われた「メトロファミリーパーク in AYASE」、レポートの3回目です。(くわしくはこちらから→メトロファミリーパーク in AYASE 2013- 1 ・ 2)
工場棟を出て外へ。
こちらは地下鉄の保守・点検作業のコーナーです。
地下鉄の安全を守るために、毎日保守・点検作業が行われています。
そしてこちらでは、普段見ることのできない保守車両の運転台を見学することができます。
すでにかなり行列ができていましたが・・・
こんな機会もめったにないので、並んでみました!
列は電気車両見学コースと工務車両見学コースの2列に分かれています。私たちは電気車両見学コースに並びましたよ。
待っている間、なにげなく目に入ったこの機械。青いランプが点滅しています。
どうやら、生ゴミ処理機のようですね。こんなところまで環境にやさしい!!
そして待つこと約30分。こちらが見学させていただく保守車両です。
こちらは電気車両(架線保守用軌道モーターカー)。電気系統の保守作業を行う車両です。鉄道でいう「軌道」とは、レールやレール締結装置、まくらぎ、砕石などの構造物の総称を指します。
これが運転台です。
なかは思ったより広いですね。
そしてこちらが操作盤。
これと同じ操作盤は、車両上部(屋根の部分)にもついているそうです。
ここです↓
この架線保守用軌道モーターカーは、架線などの保守・点検のため、車両上部にのぼって作業します。以前は中にしか操作盤がなかったため、屋外の作業員の方が中にいる作業員の方に指示を出して動かしていたのですが、それでは効率が悪いため、ひとりでも作業ができるよう屋根部分にも操作盤をつけたそうです。
―― 電気系統のトラブルって結構あるんですか?
担当者の方 そうですね。とくに地下水なんかが原因で起きることがありますね。
・・・そういえば、地下鉄の線路ってよく水が流れていますよね。ホームで電車を待っていると壁からじわーっと水がでてきたりしています。
東京メトロさんは、終電後から始発がでるまで、毎日点検・保守作業をしているそうです。あの複雑で規模の大きな地下鉄内をすべて点検するのって大変ですよね。そのおかげで私たちは毎日地下鉄に乗れるんだなーとあらためて思いました。
電気車両見学コースは、もうひとつ信号機の点検・保守をする車両も見ることができます。こちらです↓
この車両は信号機の点検に使用されるそうです。内部はこんな感じになっています。
触っていい部分もありました。
「メトロモード」と「東急モード」あり。
そしてこちらは外側だけ。工務車両(軌道モーターカー)です。
これはおもに線路の点検をする車両。車両の下部についている装置でレールの歪みをチェックすることもできるそうです。
「保守車両運転台見学」は自由参加型イベントブースです。定員制イベントブースのように事前の申し込みは不要なので、ちょっと並びますが、会場に入れた人ならだれでも参加できます。(自由参加型イベントブースはほかにもたくさんあります)
こちらは「シートベルト運転体験」
乗っている人、逆さになって笑っています! シートベルト、すごいです。このあと横にもぐるっとまわっていました。
このあと「メトロふれあい動物園」へ。メトポンらしい風船が可愛い。
犬とかうさぎとかポピュラーなものから、ちょっとめずらしいものまで、いろいろな動物がいましたよ。
こちらはアルパカ。
あったかそうです。
そのあとピエロさんにも出会って・・
「メトロファミリーパーク in AYASE 2013」の取材は終わりです。曇り空でしたが、雨も降らず、比較的あたたかい日だったので、みなさん楽しく過ごせたのでしょうか。
今年惜しくも外れてしまった方も、来年は当選するといいですね♪
・「メトロファミリーパーク in AYASE 2013」-1
・「メトロファミリーパーク in AYASE 2013」-2
・「メトロファミリーパーク in AYASE 2013」-3
東京メトロ綾瀬車両基地
住 所
東京都 足立区谷中4丁目[MAP]
339(サンサク)編集部/取材・編集スタッフ
雨にも風にも夏の暑さにも負け続けております。日々の糧は、取材でみなさんにお会いできること+帰宅後の1杯のビールです。