5月も終盤となりました。さわやかな季節もあとちょっとでしょうか…
先日、小学生の田植え体験が行われました! 私も取材させていただいたのでご紹介します!!
今回うかがったのは、「八潮市商工会青年部」さん主催の第3回八潮ふるさと体験教室「食育と郷土愛」というイベントです。八潮市内の小学生(4~6年生)を対象に募集されたそうです。趣旨目的には…
日々我々が食べているお米を、一から作ることを実際に体験してもらい、食の大切さを児童へ伝えていきたい。また、『郷土愛』では、田植え事業を通して他の小学校の児童や八潮の方々と交流してもらい、生まれ育った八潮・ふるさとを感じてもらいたい。
とあります。このイベントを通して、お米の大切さや八潮の素晴らしさを子どもたちが改めて実感できるといいですね!
さて当日は見事な五月晴れ。カラッとしていてまさに田植え日和です! 集合場所の「八條北小学校」には朝から続々と参加者のみなさん(お子さんと家族)がやってきます。
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そのあと近くの田んぼへ移動。
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田植えを指導していただくのは、八潮の生産者組織である「八潮市青耕会」のみなさんです。
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こちらが苗。
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ところで、そもそも「田植え」とは? 畑とはずいぶん違いますが、なぜこの形なのでしょう?
・・・ということで少し調べてみました。
稲の栽培には、田んぼに種もみをまいてそのまま育てる方法と、別の場所(苗代田や育苗ハウス)で育てた苗を移植する方法がありますが、実際に行われているのはほとんど移植栽培です。「田植え」とは、12~13センチくらいに育てた稲の苗を稲を育てる田んぼに移植することなんですね。
移植栽培が主流となる理由は
・広い田んぼより狭い稲代田のほうが管理しやすく、よい稲を均一に育てることができる
・保温ができる稲代田では、早いうちから苗を育てることができる
・田んぼに水をためておくことができるので、雑草が生えにくい
・種もみとちがって、鳥に食べられる心配がない
など、いろいろなメリットがあるからだそうです。
苗を受け取った参加者さんが、田んぼの両脇にならびます。
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整列したところで、田植えをスタート。
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全員が一列植え終わると、ロープをずらして次の列へ。
みなさん、慎重に植えています。
それを何度か繰り返し、ようやく田植えが終了。
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みなさんが田んぼから上がったあとに行われた、田植機によるデモンストレーション。
めちゃめちゃ早いです! そして、あたりまえかもしれないけれど、まっすぐで正確。
人が植えるときはだいたい5本(~もうちょっと)程度を目安に植えるそうですが、田植機の場合、いい感じの量が出るくらいのすき間が設置されています。
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さて、田植え体験を終えたみなさんは足を洗って集合場所の小学校に戻ります。田植えのあとはおまちかねのお昼ごはん。
商工会青年部の方々が準備していらっしゃったカレー。美味しそうな香りが広がります! 子どもたちも大喜びです。
地元野菜の即売会も。
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今回のイベントの責任者をつとめられているのは、商工会青年部部長の篠原 亮太さんです。ちょっとお話しをお伺いしました。
3回目となる「ふるさと体験教室」、初回は約30世帯でしたが、今回は91世帯が参加しているそう。約3倍ですね!
参加は春・秋がセットになっており、春に苗を植えて秋に稲を刈るのだそうです。秋には1世帯に2キロのお米を配布されるそう。自分で植えた苗が本当にお米になるのです。楽しみですね! 稲刈りまでの管理や農作業は「八潮市商工会青年部」さんと「八潮市青耕会」さんが協力して行われるそうです。
「沼みたい」「つめたくて気持ちいい」「蜘蛛がいたよ」「ザリガニもいた」と楽しそうに田植えをしたお子さんたち、次は秋の稲刈りです! だいたい1株でお茶碗半分弱のお米になるそうです。待ち遠しいですね♪
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