亀有駅南口から徒歩5分くらい、通るたびに気になっていたお店……
お店の名前は「喜頂卤味坊」さん。中国料理の持ち帰り専門店だそうです。日本でいうお惣菜屋さん、のような感じでしょうか? 看板メニューは「北京ダック」のようです。お店のマークも鶏ですね。
中国語はまったくわからないので、店名が読めません。もしかしたら私は場違い? 違いのわかる中国料理通の人が通う店なのでは……?
そんな不安はありながら、入ってみます。おおっ!
いきなり鶏がまるごとお出迎え。足もそのまま!
「喜頂卤味坊」の読み方は「シー ディン ルウ ウェイ ファン」だそう。「卤味」は、鶏の丸煮などの煮込んで冷ました料理を指すそうです。
ほかにも素材がいろいろ。
豚の耳(↑)ってはじめてみました! ニュースで見る中国の市場みたい! すごい迫力です!
こちらのお店は、今年3月にオープンされたそう。中国人のご夫婦が切り盛りされているようです。店内には、奥さまと思われる女性がいらして(厨房で調理されているのがご主人かと)、対応してくれます。
中国の方らしいお客さんが来店していましたが、ちゃちゃっと中国語で注文しています。「あー、中国ではきっと一般的なものなのね」とは思いながらも、素材も料理の内容もわからない私。
でも、対応してくれた奥さまと店内にいらっしゃった息子さんが、やさしく丁寧に説明してくださいました!
暖簾の奥の調理場には釜があって、そこで焼いているそうです。注文を受けてから焼き始めるので、調理時間がちょっとかかります。その場で待っても焼いてもらえますが、お客さんの多くは事前に電話で予約をするそう。
ショーケースにはそのまま購入できるお惣菜がいろいろ。全体的に辛いものが多いようです。一瞬甘いけどやっぱり辛いというものも。
メインはやはり「北京ダック」のようです。味付けしたアヒル(丸ごと)をパリパリに焼き上げた中国の代表的な料理ですよね。
北京ダックといえば、レストランでちょっとだけいただける高級料理のイメージです。「丸ごと買う」というシチュエーションが過去なかったもので相場がよくわからないのですが…… 一羽丸ごと2,800円(税抜)は超お安いのでは!!
ヤーピン(北京ダックを包むクレープみたいなもの)やきゅうり、ネギ、タレもついているという便利さ。ひとりでは食べきれないけれど、家族や友だちが集まって、とかならいいですね!
……とはいえ、北京ダックはちょっと買えないかなと思ったので、今回は別のものを購入してみます。
メニューはこちら↓
「日本の方にはからあげが人気ですよ。辛くないです」との助言にしたがい、まずはからあげ。
たくさん入っていてひとつが大きいです! オーロラソースのようなソースがついています。
こちらは油淋鶏
ピリ辛のソースをかけていただきます!
そしてはじめて食べます「牛ハチノスアキレス辛口煮」
牛ハチノスは、牛の第二の胃だそうで蜂の巣みたいな形をしています。牛アキレスはそのまま牛のアキレス腱。どちらもコラーゲンたっぷりで美容効果もあるそうです。辛口煮の名前のとおり、かなり辛い。でもじっくり煮込んであって旨味はたっぷり!
こちらは辛くない「ニンニクたたきなす」
ひとつが大きい! にんにくの味がよく効いていて美味しいです。
最後はおなじみ「ザーサイ」
パック入りなので少し保存がききそう。本場の味が楽しめます!
「喜頂卤味坊」さんは、本格中華、いわゆる「ガチ中華」のテイクアウト専門店。私のように中国料理にうとくても、とても気さくに、アットホームな雰囲気で迎えてくれる素敵なお店です! リーズナブルに本場の味を楽しみたい方、美味しい唐揚げを食べたい方は、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか? 「北京ダック」パーティも楽しいかも!
喜頂卤味坊(シー ディン ルウ ウイ ファン)
住所
東京都葛飾区亀有2-63-4[MAP]
電話
070-8538-0472
*内容はすべて取材時のものです。最新の情報は店舗等でご確認ください。