亀有駅南口の商店街「ゆうロード」の入口近くにある「天野屋」さん。
天野屋さんは、明治40年(!)創業という歴史ある老舗の呉服店です。高品質な着物を販売されていらっしゃいます! 店長さんにお話をお伺いしました。
店内には……
浴衣や着物の生地などがたくさん。素敵ですね!
足袋や草履、小物などもいろいろ。
すべて揃っています!
ところで、長年着物をお持ちの方や着る機会の多い方はご存知なのかもしれませんが、着物の「お手入れ」はどうするのでしょう?
天野屋さんにもお手入れに関する問い合わせは多いそうです。店長さんのお話によると、長期間着用しない場合は、クリーニングに出してからしまうのがよいそうです。着る機会の多い場合は、シーズンごとにクリーニングに出される方もいらっしゃるとか。
そして保管に最適なのは、やっぱり「桐」のタンスだそうです。長い間しまっておく場合には、入れっぱなしにはせずに、年に1度は虫干しをすることで着物の劣化を防ぐことができるそうです。
着物は二世代・三世代まで受け継ぐことのできるもの。丁寧なクリーニングと適切な保管が必要なのですね。
そして今人気の浴衣。着物よりも手軽に着られるし、とっても可愛いので、浴衣姿でお祭りや花火大会に行く若い人たちをよく見かけます。男性やお子さんも浴衣姿は素敵ですね。
浴衣には木綿のものとポリエステル製のものがあり、ポリエステルであれは自宅で洗濯可能です。木綿も洗うことはできるそうですが、のり付けが大変……! たしかに、昔は母がのり付けしていたような…… と思い出しました。それは大変。ですので、木綿の浴衣もクリーニングに出すのがよいかもしれません。
天野屋さんでは、着物や浴衣のクリーニングも取り扱っているそうです。染み抜きや寸法直し、着物の染め直しも相談もできるようですよ。
染め直しについては、淡色から濃い色に変えるのは比較的やりやすいけれど、濃い色から淡色にするのは難しい場合があるそうです。生地の状態によっても難易度が変わり、薄くなった生地は傷みやすいので、染め直しが難しくなることも。染め直しができれば、まったくちがう印象に変わりますね!
ちょっと手間はかかりますが、適切なお手入れをすることで、大切な着物を長く楽しむことができるそうです。着物のことなら、天野屋さんにぜひ相談してみてください!
天野屋さん、お忙しいところ、ありがとうございました!
天野屋 亀有店
営業時間
10:00~19:00
定休日
水曜日
住所
東京都葛飾区亀有3-30-3 ミツワビル1階[MAP]
電話
03-5650-0529
*内容はすべて取材時のものです。最新の情報は公式ホームページ、インスタグラム、店舗等でご確認ください。
ホームページ
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